私はいらない子じゃない!(挨拶

レガシーのデス&タックスは特定のシナジーや強烈なスピードから発生したデッキではなく、レガシー環境の一定の偏りから生まれたデッキで、最も特徴的なのが基本4枚採用される《スレイベンの守護者、サリア》だったりする。
(実はサリアが登場する前から《コロンドールのマンガラ》と《カラカス》を軸としたミドルレンジ寄りの白単アグロデッキを指してデス&タックスという名前が使われていて、そこにサリアが投入されたのだけど、そもそもいつ頃登場したのかもよくわからないのでこの記事ではデス&タックス→サリアを中心したデッキということで話を進めます)
でも、サリアだって人の子で時々ポンコツになります。
この記事では自分がサイドボードするときにサリアを抜くタイミングと枚数なんかをざっくりと言葉にしたいと思います。
(あくまで個人的な感想なので、コメントで異論をいただけるのは大歓迎です!)

そもそも《スレイベンの守護者、サリア》がどんなカードかというのはWikiでも見てもらうとして、そのポジティブな面を簡単に説明すると、
・青い(=スペル主体の)デッキにぶっ刺さる
・ANTみたいなチェーン系のデッキにはもっとぶっ刺さる
・2マナ2/1先制攻撃で戦闘能力はそこそこ
・カラカスで擬似的な除去耐性
とまとめられます。

逆にネガティブなところをあげると、
・スペル主体ではないデッキに対してはただの2/1先制攻撃
・したがってタフネス3以上のクリーチャーがいると困る
・タフネス1で変なところに引っかかる
・相手のカラカスで擬似的に除去される
こんな感じ。

これを踏まえてどんな時にサリアをサイドアウトするか考えてみましょう。
伝説という特性もあるので、マストなデッキ以外には1枚だけ抜かすというのはけっこうありです。

○4枚全てを抜く
エルフ
デス&タックス
・・・どちらもクリーチャーが主体のデッキです。特に対エルフでは自慢の先制攻撃でアタックしても肉の壁が厚すぎて焼け石に水です。
ミラーではクリーチャー同士の野戦になることが多く先制攻撃自体は有用ですが、それ以上に《ルーンの母》、《梅澤の十手》、《ファイレクシアの破棄者》などのカードが重要で、それらを効率的に除去できるサイドの《流刑への道》や《評議会の採決》、《オルゾフの司祭》などがキーカードになります。ついでのようにカラカスでバウンスされてしまうことを考えると、サイドカードに場所を譲る方が良さそうです。

○3枚抜いて1枚残し
エルドラージ
ジャンド
2マナランドストンピィ系
・・・実際にはサイドボードとの相談になりますが、エルドラージはクリーチャー主体な上に2マナの挙動として非常に弱いこと、ジャンド戦では長期戦になりがちで1マナ拘束の賞味期限が短く《タルモゴイフ》に対して弱いのが気になります。
ドラゴンストンピィ系列のデッキに対しても後手1t目の《虚空の杯》に対応できてない上にその後の展開が概ねクリーチャーなのがマイナス。
だいたい抜けきれずに1枚残りがちでこの枚数です。その日の天気によって4枚全部抜いたり2枚残したりします。

○1〜2枚抜く
ミッドレンジのスゥルタイ系
・・・続唱から《食物連鎖》軸のセミコンボ、果てはニックフィットのようなビッグマナまで黒緑軸のデッキに対してはサイドボードと相談して適当に抜きます。クリーチャーとスペルの枚数配分が4:6から5:5程度と想定される相手で、サイドボード後は《ゴルガリの魔除け》や《夜の戦慄》のような対策カードに対するシフトとして枚数が減少します。先制攻撃が割と有用なことも多いので枚数調整が難しい印象があります。

○4枚残し。君こそスターだ!
デルバー系全般
スペル主体のコンボ全般
・・・サイドアウト云々というよりはデス&タックスの成立背景を想定した上での考え方になります。
これらのデッキに対してはマナベースの脆さや立て続けにスペルをキャストするということもあり、《ルーンの母》か《カラカス》との組み合わせで実質的なエンドカードになります。
《夜の戦慄》、《硫黄の精霊》などの致命的なカードの存在を考慮した上でも4枚残したい。

だいたいこんな感じです。
同じように《剣を鋤に》をはじめとしたその他のカードの枚数も加味した上でインアウトを考えています。
デス&タックスはアグロ、シナジー、ミッドレンジ、コントロールと様々な側面を持つデッキで、サイドボード後に取れる選択肢が幅広いのが長所の一つです。逆にいうと具体的なゲームプランを基にしないサイドボーディングは容易に自滅に直結してしまします。(もちろん適切なサイドボーティングと残念な事故が同居することは珍しくもないのですが)

先にも書きましたがこれはあくまで個人的な感想に過ぎないので、「私はこう考える」というようなアイデアがありましたらぜひコメント欄にいただければと思います、
m(__)m



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