よくドレッジを使うときのサイドボーディングが難しい、と聞くので僕個人のサイドと入れ替え方を考えてみるテスト。なんか前にも書いたことがあるような気がするけどまあ気にしない方向で。

とりあえず最近のリスト↓

21creatures
4 Putrid Imp
4 Golgari Grave-Troll
4 Stinkweed Imp
2 Golgari Thug
4 Narcomoeba
3 Ichorid

25spells
4 Careful Study
4 Faithless Looting
2 Breakthrough
4 Cabal Therapy
2 Firestorm
1 Darkblast
4 Bridge from the Below
4 Lion’s Eye Diamond

14lands
4 Cephalid Coliseum
4 City of Brass
4 Gemstone Mine
2 Undiscovered Paradise


sideboard
2 Dread Return
1 Griselbrand
1 Angel of Despair
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
3 Nature’s Claim
3 Faerie Macabre
2 Pithing Needle
1 Chain of Vapor
1 Darkblast

まずはメインボードについて少し説明。
○戦慄の復活
ドレッジを象徴するカードの1つだけど、今の環境でこのカードがどうしても欲しいのはANT、エルフ、スニーク、ドレッジなどの対コンボ戦。それ以外のマッチアップのメイン戦はセラピーと橋からのゾンビで概ね勝てる印象。ならばメインから取られる墓地対策の死儀礼に対しての受けを広げ、カウンターを受け付けない共鳴者である炎の嵐をメインに。
ゲーム1での強さを重視するならば 戦慄の復活はメインボードに入れておきたいカード。

○土地14、打開2
不毛を取ってるデッキがそれなりに多いし、ドレッジのマリガン理由の80%は土地がないor合わないなので五色地形は心持ち多めに。それでも足りなくなることの方も少なくないので、
4 Cephalid Coliseum
4 City of Brass
4 デュアルランド
3 フェッチランド
にしてもいいと思う。個人的にはUnderground Seaを持ってないし、サイドから自然の要求つかいたいので今の構成でもいいと思っている。
打開が2枚なのは単体では1t目の行動にならないのと50%ぐらいのマッチアップでサイドアウトするから。戦慄の復活と同じく、ゲーム1での強さを意識するなら3〜4枚になる。

○イチョリッド
赤研究が出て以来ほとんど3。赤研究+LEDでライブラリを半分以上落とせるので、運が悪くなければ1枚は落ちる。環境のデッキの90%がStPを採用するなら4枚にするべき。


んで本題のサイドボード。まずは各カードの説明から。

○戦慄の復活、ファッティ
2枚取っているのはこのカードがマストで必要になるマッチアップがいくつか存在するから。具体的にはエンチャントレス(絶望の天使)と横に並ぶデッキ(エリシュ)。これらのマッチアップは上に書いたファッティを吊り上げないとじり貧になってしまうため擬似的にファッティの水増しができるグリセルブランドを採用。グリセルブランドに関してはイオナでもほとんど同じ仕事ができるのだけど、対スニーク、リアニメイトでの実物提示教育、死体発掘に対して、絶望の天使と合わせてささやかな対策になるのはイオナにない長所。おそらくベストなのはサイドボード1枚をイオナにすることだとは思う。
また外科的摘出で橋をリムーブされたときに墓トロールをリターンして勝ち筋をこじ開けることもある。よくあるシチュエーション。

○フェアリーの忌み者
個人的には自由枠だと思っている部分。
対ドレッジ、リアニメイトでの利用が大半だけど、それらのマッチアップでは速度勝負になりやすいためスピードで追いつけるカードは重要。最近ではスパイとかグリセルストームみたいにスピード負けするデッキがあるのも採用理由の1つ。
少し前だとこの枠に記憶の旅とか墓場の浄化とか使ってたけど、上記の通りスピードで追いつかなきたいマッチアップが存在するのとマナが必要なのが煩わしく、最近では忌み者をよく使っている。記憶の旅や墓場の浄化の場合、忌み者と違ってサイドに2枚だけ入れてもそれなりに機能するのは捨てがたい美点なのでここら辺はメタゲームに合わせて。
相手の墓地対策が外科的摘出オンリーのときはここら辺のカードが対策に対する対策になる。最近は墓地対策散らされて、外科的の採用枚数が1枚とかざらにあるからそういうチャンスは多くないけど。

○自然の要求、蒸気の連鎖
置物対策。墓掘りの檻が出る前なら古の遺恨と散らしていた枠。最近の墓地対策カードは墓掘りといいRIPといい、フラッシュバックすら許してくれないので手札からキャストしやすいものを優先。
自然の要求×4ではなくて蒸気の連鎖と3−1で分けてるのは相手が何をサイドインしてくるかわからないときに、蒸気の連鎖ならとりあえず安心して入れられるから。ここら辺は要求と連鎖の使い勝手を理解していれば、好みで4−0でも0−4でもいいと思う。

○真髄の針
古き良き汎用対策カード。最近では死儀礼のシャーマンに刺すことが多い。他に指定することが多いカードは、
・漁る軟泥
・聖遺の騎士
・大祖始の遺産
・トーモッドの墓所
・虚無の呪文爆弾
・不毛の大地
・仕組まれた爆薬
・破滅的な行為
・師範の占い独楽
あたり。相手が墓掘りの檻やRIPをサイドインしてこないと読めるマッチアップならば蒸気の連鎖と同様、「とりあえず」投入できる。独楽を使うようなデッキがサイドからRIPを入れてくることが多くなったので少し使いづらくなってきている1枚。

○暗黒破
StPを使うデッキからイチョリッドを守るための2枚目。とても重宝する。投入する場合は比較的長期戦を意識することが多く、外科的摘出へのささやかな対策も兼ねて墓トロールと交換することが多い。ここら辺はDomeさんの記事から勉強させてもらいましたm(__)m
といっても最近の青白デッキはRIPをサイドインしてくることが多く、長期戦していたら突然負けることが多々あり、可能ならば短期戦を仕掛けたいので少し矛盾していたりもする。

よくサイドアウトするカードは、頻度順に

打開(相手が青い時は大体抜いてる)
ライオンの瞳のダイアモンド(長期戦を意識する時)
炎の嵐(相手が生物入れてない時)
暗黒破(相手が白でなく、タフ1を多用していない時)
朽ちゆくインプ(ピアス、強迫を使わない相手の時)
知られざる楽園(コンボなど短期決戦狙いで相手が不毛を使わない時)
ゴルガリの墓トロール(暗黒破と交換の場合のみ)
黄泉からの橋(リターン経由の短期戦を狙う時とゾンビなどサクリ台が多い相手のとき)

みたいな感じ。打開、LEDは一度失敗したらリスタートが切りづらいので抜く頻度が多い。ただし、カナスレのように土地を攻めるのに長けた相手にはLEDで1ターン早く動くことが重要になるのでLED全抜きは逆にリスクが高くなる。そうでなくてもLEDはマナと共鳴者を兼ねる得難いパーツなので抜く枚数は相手のデッキを考えて調整すべき。

抜くものに関しては「マナソース」、「共鳴者」、「ドローソース」毎にカウントし、サイド後もデッキ全体の動きがスムーズになるように意識する。あれもこれもと入れてデッキの動きが悪くなるならサイドボードなんていらない。

他のサイドカード候補としては
・追加のイチョリッド
・灰燼のグール、冥界の影、恐血鬼(外科的摘出対策を兼ねた追加のイチョ)
・記憶の旅、墓場の浄化(上で説明)
・古の遺恨、鋳塊かじり(茶ピンポイント対策、RIPが使われない環境なら)
・虚無の力線(最強の墓地対策、橋が落ちない)
・他のファッティ(お好みで)
・暴露、思考囲い(環境が真っ青ならば有力)
・追加の土地
Fowやもみ消しなんかも試したいけど、明らかにデッキに合ってないので試したことはない。

デッキを組むときに意識しているのはこんな感じ。サイドボードなんて結局水ものなんでここに書いたことを鵜呑みにされても困るけど、各カードの目的がしっかりしていればある程度はサイドチェンジしやすくなるはず。

質問とかあればコメント欄に書き込んでください。業務に差し障りのない範囲でお答えしますm(__)m

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