ゴブリンに採用できるKotR対策(サイド)
2012年5月13日コメント (2)あれ、最近ゴブリンの記事しか書いてないぞ >挨拶
自分用のまとめ。
魂の洞窟が出て、対青性能に磨きがかかったゴブリンを使う上で必ず考えなくてはいけないのが、環境最大の素出し生物にして超優良システム生物であるKotRこと《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》への対策。単体でも不毛嵌めとか、ケッシグ持ってきてのトランプルアタックなどで脅威になる上に、ルーンの母とかペスとか十手みたいな相棒がいると、瞬く間にライフが削れるor盤面固めされるという極悪生物。個々のサイズが人間に毛が生えた程度&色の関係上、StPや水没を採用しにくいゴブリンではサイドからの厚〜い対策が必要です。
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
自身のサイズを墓地に依存するKotRの特性を悪用して一時的な無力化が可能です。戦闘ダメージや焼却者と合わせると問答無用で破壊可能、というかそのルートでの利用を目指すべきです。同じ要領でタルモ、マングース、テラボアにも対処でき、対緑性能の地味な高さが売りだったりもします。
注意すべき点はこいつを墓地対策としてガン積みした場合、墓地利用系のデッキに先手でも後手でも1tキルのチャンスを与えてしまう点。もっともその手のデッキは元々苦手なので、1tキルされるようなハンドをキープされたら素直に諦めるのも大切な気もします。
《非業の死/Perish》
ゴブリンに黒を足す理由となるカードのひとつで、対緑最終兵器。サイズがでかかろうが呪禁持ってようが再生持ってようが問答無用で全部流してくれるので頼りがいがある1枚です。
ただし、2色以上のゴブリンは初手の土地がフェッチ、不毛、リシャポみたいなことも少なくなく、非業の死のワンチャンに賭けてBadlandsを持ってくるのか、相手の不毛をケアして山を持ってくるのか悩む盤面も少なくありません。
また、KotRを採用するデッキの筆頭であるマーベリックに対してはルーンの母と石鍛冶が場に残ってしまって、十手でGG、ということもよくあります。
環境の最強の部族デッキであるエルフ(異論は認める)にたいしてガン刺さりだったり、エンチャントレスに対して嫌々ながら入れなくてはならないのは覚えておくべきでしょう。
《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》
俗にいう白ペリシュ。最近ANTにおけるコンボ対策生物対策としてよく利用されて知名度が上がってきているカードです。土地の関係でマナトラブルを起こしかねないという弱点は非業の死と同じですが、こちらはルーンの母、石鍛冶をKotRと一緒に流すことができ、対マーベリックでの性能は非業の死よりも高く見えます。
また白の生物ならば何でも流せるので、戦隊の鷹、未練ある魂といった雑兵wからイオナ、エリシュ・ノーンといったゴブリンの苦手とする生物に一応の対処ができるのは密かに重要なポイントです。
《死の印/Deathmark》
黒の対抗2色への対策カード。上の2枚のカードとの関係は真髄の針と無のロッド・呪われたトーテム像との関係と似ています。針と同じく、ピンポイントに鋭くさしていくカードです。効く範囲が広いのはメリットですが、隣にルーンの母が立っている時の腐りっぷりはちょっと残念です。
このカードを採用する上での最大のメリットは、リアニメイトやドレッジの利用するイオナ、エリシュ・ノーンを確実に、しかも最低限の費用で潰せる点です。
《Anarchy》
白に対して大雑把に対処するカードです。赤のみでKotRに確実に対処する場合、こいつに頼らざるをえなかったりします。基本的なメリットは美徳の喪失と同じですが、ゴブリンが苦手とするエルズペスやエンチャントレスに対してうっかり強かったりするので他のカードとは十分差別化できており、メタ次第では採用の目が濃くなったりすることもあります。
最大の問題はキャストに4マナかかることです。不毛嵌めのルートがあるKotRに対抗することを考えると、4マナがかなり遠い道になってしまうことも少なくありません。
《Pyrokinesis》
KotRというよりは、生物全般に刺さる汎用的な除去です。かのFoWの兄弟であり、FoWに負けず劣らず強力なカードですが、ブルーカウントならぬレッドカウントが要求される上に、プレイヤーにダメージが入らず決め手にならないことが災いしてかゴブリン以外のデッキでの採用率はとても低いカードです。
タイトル詐欺になってしまいますが、このカードでKotRに対処できることは稀な上に、その場合もアド損をしているので強いプレイイングではありません。このカードが採用されるのは、ヴェンディリオンやデルバーのようなタフネスが低い飛行生物が環境にはびこっている場合です。ゴブリンはフライヤーをブロックする手段を用意できないデッキなので、除去の水増しはかなり重要となります。
また小粒な生物が並ぶ部族に対してのアンチカードになるので、メタ次第では非常に強力な選択肢となります。
・プレイイング上の注意点?
KotRは怖い生物ですが、相棒がいない限りは地を這うファッティでしかありません。地を這ってる生物であれば、ゴブリンのチャンプブロックで大分長いターンを稼ぐことができます。なので実はKotR自身を対処するよりも、KotRと一緒になって悪さをするカードに対してどう対処していくかが重要だったりもします。ターンを稼ぐことができれば、上のカード群にアクセスするチャンスも増えるので、コンバットトリックで無理にシャクッていくことを狙うよりは、通せるダメージは通して、通せないダメージは防ぎつつ確実に対処できるカードを待つのが正しい気もするんですがどうでしょう?
自分用のまとめ。
魂の洞窟が出て、対青性能に磨きがかかったゴブリンを使う上で必ず考えなくてはいけないのが、環境最大の素出し生物にして超優良システム生物であるKotRこと《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》への対策。単体でも不毛嵌めとか、ケッシグ持ってきてのトランプルアタックなどで脅威になる上に、ルーンの母とかペスとか十手みたいな相棒がいると、瞬く間にライフが削れるor盤面固めされるという極悪生物。個々のサイズが人間に毛が生えた程度&色の関係上、StPや水没を採用しにくいゴブリンではサイドからの厚〜い対策が必要です。
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
自身のサイズを墓地に依存するKotRの特性を悪用して一時的な無力化が可能です。戦闘ダメージや焼却者と合わせると問答無用で破壊可能、というかそのルートでの利用を目指すべきです。同じ要領でタルモ、マングース、テラボアにも対処でき、対緑性能の地味な高さが売りだったりもします。
注意すべき点はこいつを墓地対策としてガン積みした場合、墓地利用系のデッキに先手でも後手でも1tキルのチャンスを与えてしまう点。もっともその手のデッキは元々苦手なので、1tキルされるようなハンドをキープされたら素直に諦めるのも大切な気もします。
《非業の死/Perish》
ゴブリンに黒を足す理由となるカードのひとつで、対緑最終兵器。サイズがでかかろうが呪禁持ってようが再生持ってようが問答無用で全部流してくれるので頼りがいがある1枚です。
ただし、2色以上のゴブリンは初手の土地がフェッチ、不毛、リシャポみたいなことも少なくなく、非業の死のワンチャンに賭けてBadlandsを持ってくるのか、相手の不毛をケアして山を持ってくるのか悩む盤面も少なくありません。
また、KotRを採用するデッキの筆頭であるマーベリックに対してはルーンの母と石鍛冶が場に残ってしまって、十手でGG、ということもよくあります。
環境の最強の部族デッキであるエルフ(異論は認める)にたいしてガン刺さりだったり、エンチャントレスに対して嫌々ながら入れなくてはならないのは覚えておくべきでしょう。
《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》
俗にいう白ペリシュ。最近ANTにおけるコンボ対策生物対策としてよく利用されて知名度が上がってきているカードです。土地の関係でマナトラブルを起こしかねないという弱点は非業の死と同じですが、こちらはルーンの母、石鍛冶をKotRと一緒に流すことができ、対マーベリックでの性能は非業の死よりも高く見えます。
また白の生物ならば何でも流せるので、戦隊の鷹、未練ある魂といった雑兵wからイオナ、エリシュ・ノーンといったゴブリンの苦手とする生物に一応の対処ができるのは密かに重要なポイントです。
《死の印/Deathmark》
黒の対抗2色への対策カード。上の2枚のカードとの関係は真髄の針と無のロッド・呪われたトーテム像との関係と似ています。針と同じく、ピンポイントに鋭くさしていくカードです。効く範囲が広いのはメリットですが、隣にルーンの母が立っている時の腐りっぷりはちょっと残念です。
このカードを採用する上での最大のメリットは、リアニメイトやドレッジの利用するイオナ、エリシュ・ノーンを確実に、しかも最低限の費用で潰せる点です。
《Anarchy》
白に対して大雑把に対処するカードです。赤のみでKotRに確実に対処する場合、こいつに頼らざるをえなかったりします。基本的なメリットは美徳の喪失と同じですが、ゴブリンが苦手とするエルズペスやエンチャントレスに対してうっかり強かったりするので他のカードとは十分差別化できており、メタ次第では採用の目が濃くなったりすることもあります。
最大の問題はキャストに4マナかかることです。不毛嵌めのルートがあるKotRに対抗することを考えると、4マナがかなり遠い道になってしまうことも少なくありません。
《Pyrokinesis》
KotRというよりは、生物全般に刺さる汎用的な除去です。かのFoWの兄弟であり、FoWに負けず劣らず強力なカードですが、ブルーカウントならぬレッドカウントが要求される上に、プレイヤーにダメージが入らず決め手にならないことが災いしてかゴブリン以外のデッキでの採用率はとても低いカードです。
タイトル詐欺になってしまいますが、このカードでKotRに対処できることは稀な上に、その場合もアド損をしているので強いプレイイングではありません。このカードが採用されるのは、ヴェンディリオンやデルバーのようなタフネスが低い飛行生物が環境にはびこっている場合です。ゴブリンはフライヤーをブロックする手段を用意できないデッキなので、除去の水増しはかなり重要となります。
また小粒な生物が並ぶ部族に対してのアンチカードになるので、メタ次第では非常に強力な選択肢となります。
・プレイイング上の注意点?
KotRは怖い生物ですが、相棒がいない限りは地を這うファッティでしかありません。地を這ってる生物であれば、ゴブリンのチャンプブロックで大分長いターンを稼ぐことができます。なので実はKotR自身を対処するよりも、KotRと一緒になって悪さをするカードに対してどう対処していくかが重要だったりもします。ターンを稼ぐことができれば、上のカード群にアクセスするチャンスも増えるので、コンバットトリックで無理にシャクッていくことを狙うよりは、通せるダメージは通して、通せないダメージは防ぎつつ確実に対処できるカードを待つのが正しい気もするんですがどうでしょう?
コメント
……重いか。
いや、お願いしますm(_ _)m