ドレッジにメインから勝ちたい方向け

2012年2月17日コメント (2)

こんなデッキを使えばよろしいんじゃないでしょうかコーナー。
誰得である。
そのうえ発掘屋さんとしてもプレイヤーとしても未熟極まりないなので、これおかしいよ、と思う部分があったら遠慮なく突っ込んでください。

環境随一のスピードと常識的な対処のし辛さで、Dredge:the Gatheringともメイン無双とも呼ばれるドレッジですが、メインから明らかに不利なデッキもいくつか存在します。

その1　リアニメイト
お互い墓地をリソースとして戦略を組み立てるデッキですが、ドレッジ側が自分の墓地しか利用しないのに対して、リアニメイト側は《再活性/Reanimate》、《動く死体/Animated Dead》の存在により自分と相手両方の墓地をリソースとして立ち回ることが出来ます。
例えばドレッジ側が１T目に発掘持ちを《入念な研究/Careful Study》で墓地に落とした返しにそれをリアニメイトされると、ドレッジは次の発掘を引くまで大幅な減速を強いられてしまいます。また次のターンにリターンするつもりで落としたエリシュ様を強奪され頓死というのも珍しくありません。
このマッチアップはどちらが先にエリシュなりイオナなりを釣り上げるかのスピードレースの側面もありますが、ドレッジ側はそれに加えて自分の墓地を逆利用されないように慎重に立ち回る必要があります。

その２　エンチャントレス
エンチャントレスは《エレファント・グラス/Elephant Grass》、《独房監禁/Solitary Confinement》、《Moat》の存在により環境のビートダウン全般に対して強みを持っていますが、その方法論はドレッジに対しても極めて有効です。また環境に《瞬唱の魔導士/Snapcaster Mage》が流行していることから《地の封印/Ground Seal》を採用するエンチャントレスも存在し、これのせいでリアニメイトからのワンチャンスすらもつぶされることがあります。
サイド後であればバウンスや《天啓の光/Ray of Revelation》などで少しは戦いやすくなりますが、メインではエンチャントレスがロックを決めるのが先か、ドレッジが殴りきるor《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を連打するのが先かみたいな戦いになります。

その３　Helmvoid
御愁傷様です。あなたの冒険は始まる前から終わってました。
サイドからエンチャントに触れるカードを投入してワンチャンスに賭けましょう。

その４　Dredge
土俵は同じです。ゾンビが恐いなら、自分もゾンビになってしまえば恐怖感はなくなるよね理論です。

総合すると、
・カウンターや手札破壊以外にも発掘のスタートを遅らせることが出来る
・発掘がスタートしてもドレッジ側のゴールであるビートダウンを阻止できる
どっちかの要素を持っているデッキであればメインからでも十分戦えるのではないでしょうか？
これ以外だと緑頂点を使う相手の２t目X=2とか、最初の共鳴者を打ち消されて返しに不毛とか、少しゆっくりしたら十手で完全にコントロールされちゃったよ、がメインでの主な死因となります（自戒）。

ANTやSnTのようなコンボ相手の場合もスピード勝負になる部分は大きいのですが、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》の存在分だけ楽に戦えるイメージがあります。なんにせよ、引き（というか落ち）に大きく左右されるデッキなので、自分で選択できる初手については厳しいマリガン基準を持っていきたいところです。